コラム

ワタミ有料老人ホーム売却。損保ジャパン日本興亜HDへ

  • ワタミの介護株式会社様より、10月2日、正式に通達がありました。新聞の報道にもある通りです。
  • 損保ジャパン日本興亜HD介護事業に本格参入過去の事業譲渡例はこちら過去に自業継承・売却があった有料老人ホーム
  • 以下、紹介会社向けに通達があった文書になります。
  • 謹啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、ワタミの介護株式会社が運営する施設に格別のお引立てをいただき、誠にありがとうございます。 ワタミ株式会社(以下、「ワタミ」)は、このたび、本日開催の取締役会において、100%子会社であるワタミの介護株式会社(以下、「ワタミの介護」)の発行済株式の全部の損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社(以下、「SOMPOホールディングス」)への譲渡(以下、「本株式譲渡」)を決議し、同社との間で株式譲渡契約を締結しましたので、ご報告並びにご説明申し上げます。 今後、平成27年12月1日の株式譲渡実行に向けた諸手続きを進め、ワタミは介護事業から撤退し、SOMPOホールディングスがワタミの介護の新たな株主となります。 また、ワタミの介護の株式譲渡に関するこれまでの一連のマスコミ報道などにより、ご入居者様およびご家族様、並びに関係者各位に多大なるご心配をおかけしておりましたことを深くお詫び申し上げます。 それでは、本株式譲渡に至る経緯についてご説明いたします。 ワタミの介護においては、介護保険報酬の改定など経営環境の変化の中で、ご入居者様に対して高品質のサービスを継続的にご提供し、かつ、事業としても中長期的に発展していくために、抜本的な対策を講じることが必要となっていました。 2 / 2 WK_h 加えて、ワタミグループが二期連続の赤字計上により自己資本が大きく毀損するなど、財務の健全性の観点で皆様にご心配をおかけする状況となり、ご入居者様とご家族様の安全・安心な暮らしを守るうえでは、高いブランド力を有するパートナーによる信用補完が必要との結論に至りました。 このような中でSOMPOホールディングスによる本株式譲渡の提案を受けました。 SOMPOホールディングスは、損害保険事業、生命保険事業に続くコア事業として介護事業を位置付け、業界トップブランドの介護事業グループの形成を目指しております。また、より多くの高齢者とそのご家族への安心・安全・健康に資する最高品質のサービス提供し、社会に貢献することをグループ経営理念としています。 今後のワタミの介護の経営方針に関して慎重に検討した結果、ワタミは、SOMPOホールディングスがワタミの介護の運営理念に賛同し、本株式譲渡後もこれまでと変わらないサービスの提供を継続していただけるものと確信したことから、この度SOMPOホールディングスとの間で、株式譲渡契約を締結することを決議いたしました。 ワタミは、本株式譲渡後も引き続き、ワタミの介護のホームおよびデイサービスに対する食材の提供を継続することについて、SOMPOホールディングスとの間で合意しております。したがいまして、ワタミグループはワタミの介護のご入居者様とご利用者様に対して、これまでと変わらず食事の提供に関わってまいります。 現在、ワタミの代表取締役社長である清水邦晃は、1年前まではワタミの介護の社長を務めておりました。約10年間に亘り、従業員とともに、ご入居者様の幸せだけを考えて、ホームの運営に関わらせていただいたこともあり、今回の株式譲渡に至る決断は本当に忸怩たる思いです。しかしながらご入居者様、ご利用者様、およびご家族様の安全・安心な暮らしを守ることを何より最優先とするための決断であったとご理解いただければと思います。 今回、ワタミの介護の株主が変更することとなりますが、ご入居者の皆様の今までどおりの生活を、これまでと変わらぬスタッフがお手伝いしてまいりますので、どうぞご安心ください。引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 謹白
  • 今から約9年前にRの介護という会社から、レストヴィラ事業を継承し、業界内に多大な影響を残しました。有料老人ホーム等の食事に関して、ワタミ様の出現により、食事に対する考え方、提供の仕方が非常に向上したのを覚えています。いままで、大変お世話になり、ありがとうございました。株式会社ブライトプランニング代表取締役 竹内智彦