介護のプロ。良い介護職員とは?
有料老人ホーム等、介護施設を選ぶ基準
介護職員のプロについて考えてみました。有料老人ホーム等の介護施設を探している中で、必ずといっていいほど、選ぶ基準のひとつに介護職員の良い・悪いがあると思います。
おそらく、ほぼ皆無な話しだと思いますが、万一、職員についてあまり考えていない方がいらっしゃいましたら、要素の一つに加えてください。
有料老人ホームだけではなく、介護老人保健施設(老健)・グループホーム・公的なはずの特別養護老人ホームですら、全国規模で見てみると虐待等の不祥事が数々あります。これも年々増えているような気もしますが、メディアが取り上げる項目として、目の敵になっているのか、単純増なのかは不明なので、控えさえてもらいます。
かなり食い込んだ視点で見てみると
今までは、介護施設の職員はだいたい男女比3:7程度のところが一般的でした。
実際、福祉大学の入学者の男女比を見てみると。。
現場に出るようなセクション(看護学部等)は圧倒的に男性よりも女性が多く入学・卒業していました。
これを裏付けるように、介護の現場も男性よりも女性が多いというのが世の常でした。
しかし、これが、リーマンショック以降、施設によっては男女比4:6~5:5程度の比率になっているところもあります。男性職員の方が多いことはあまりないのですが、こういった現状になっています。
これが何を意味しているかというと、企業の倒産などで、職を失った方が、介護の現場に流れ込んだのではないでしょうか?憶測ですが、他にも、女性の社会進出により、男性が働く場が昭和に比べて少なくなっているのかもしれません。
川崎市の有料老人ホーム事件(>>後に、系列40施設で700件もの不祥事・事故が判明)は多くの方が知っていることかと思いますが、こちらの事故も男性職員によるものでした。
男性の方には、誤解を招く言い方をしましたが、
男性の介護職員が悪いのではなく、仕事がないから介護をする。これが悪いのです。
「本来、男性は仕事中においては、テストステロンが出やすく、介護には向いていない」
こんな記事をどこかで見かけました。これも影響しているのでしょうか?
もしかしたら、男女比も施設さがし・施設選びの大切なポイントになるのかもしれません。>>施設を探すのはこちら
さて、介護のプロとは
話が逸れてしまいましたが、ご相談者様がある施設を見学する際、同行をさせてもらっていた時のこと、
介護をする際は、入居者の方がたとえ認知症で無理難題を言ってきたとしても、最善をつくす。
そう、おっしゃっていました。
言葉にするのは簡単ですが、在宅で介護をしていると、なかなか難しいと思います。
自身の父上母上を介護する際、身内だからこそ、怒鳴ってしまったり、後回しにしてしまう事もあると思います。
当然、介護施設ではそうはいかないので、どうやったら、納得してもらえるか?を考えると思いますが、
認知症の方に1番やってはいけないことは「否定」ですから、傾聴し、受け入れることだと思います。
納得してもらうのではなく、自分が認知症の方がしたいことを理解・納得することが平和に介護をする秘訣です。と話しており、
その時、介護のプロとはこういった視点の方なんだな。と気が付きました。
介護施設見学は概ね、その施設の営業マンが話を進めることが多いと思いますが、
実際、現場で働く職員さん。その職員さんを統括する施設長。
こういった方の話もぜひ聞いてみてください。
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