コラム

過去に事業継承・売却のあった有料老人ホーム

ワタミの介護株式会社が事業の売却を報じ、ふと振り返ってみた もともと、Rの介護という会社の所有する有料老人ホーム「レストヴィラ」や、別の会社から、溝の口にある有料老人ホームを買い取ったかたちで、施設に参入後も勢力を伸ばしていった。当時、アールの介護にて務めていた介護職員の三分の一は自主退職などしていたそうだが、順調に施設数は伸ばしていたものの、売却が決定。有料老人ホーム内の事業継承は小型な継承を含めると案外、少なくない。また、不思議と、一度事業継承が行われた有料老人ホームは、違う会社が数年後に運営していることもある。ワタミの介護事業譲渡についてはこちら 他にもある大型の事業継承
  • 現在、株式会社ニチイケアパレスの運営しているニチイホームもそう。当時、業界を震撼させたコムスンと老人ホーム老舗の桜湯園を一括で事業継承し、現在に至る。この際、ワタミの介護株式会社も事業継承に手を挙げていた。
  • また、「ボンセジュール」のブランド施設もまた、株式会社ZECSから始まり、現在は株式会社ベネッセスタイルケアが運営している。この、「ZECS」が、「ウエルピア市川」を事業継承したが、「ボンセジュール」と「ウエルピア市川」の一括譲渡とはならず、「ボンセジュール」はベネッセに「ウエルピア」はアミーユのブランドで知られる、株式会社メッセージへ。
  • 木下の介護は「ライフコミューン」と「応援家族」を事業継承など、有料老人ホーム業界にはかなり多くの事業継承が存在しており、
  • 他にも数多くの事業継承がありました。
 
  • 他にもある、事業継承「ファミニュー」はメディカルケアサービスへ「太田悠生苑」はイリーゼへ
  • 「エスペランサ」「ふじロマンス」は住友林業へ
  • 「フェリエドゥ」「サンライズ・ヴィラ」はジェイコムHDへ
  • 「メディス」「シーハーツ」「はぴね」はグリーンライフ東日本へ
  • 「シニアメゾン」「ユーミーケア等」は学研へ
  • 以上、敬称略。資本提携等も含む
  • 小型のものも含めば他にも数多くあります。ざっと挙げただけでこれだけの数があるので、注意が必要ということを伝えたいのです。
 
  • 事業継承が行われた際の注意点
  • まず、多くの場合、運営会社が変わると、金額が変わる可能性がある。
  • 職員の配置対応などが変わることがある。職員配置についてはこちらをご覧ください。この人員についてですが、今までは看護師が24時間配置していたのに、譲渡後に、昼間だけの勤務になることも過去に見受けられます。
  • 継承後の施設職員が、必要以上に不安になり、退職をする人間が出てくる。
  • などなど、事業継承が行われることはやはり、極力控えたいですし、入居先を探す際は、こうならないように、注意をしてください。「表面上の母体が大きい」はあてにならないのです。
  • 私どもも、入居率や、その施設のもっている性質・将来性など、細心の注意を払い、紹介業務を適正に遂行します。