入居お役立ち情報

特定施設入居者生活介護とは

介護付有料老人ホーム特定施設入居者生活介護って何? 有料老人ホーム等の施設パンフレットを取り寄せてみたが、パンフレットの記載事項について困惑。ただでさえ、介護施設は意味が解らないうえ、パンフレットをみるのも嫌になってきた。という方もいるかもしれません。住宅型有料老人ホームには書いていないのに、介護付有料老人ホームの資料には「特定施設入居者生活介護」などと書かれている。
以下、厚生労働省の引用『 「特定施設入所者生活介護」 とは、 有料老人ホームその他厚生労働省令で定める施設 (以下この項において 「特定施設」 という。 ) に入所している要介護者等について、 当該特定施設が提供するサービスの内容、 これを担当する者その他厚 生労働省令で定める事項を定めた計画に基づき行われる入浴、 排せつ、 食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの、 機能訓練及び療養上の世話をいう。 』
>>厚生労働省の説明は堅苦しくて判らない。なーんて方もいるかもしれませんので、今回は、介護付有料老人ホームを例に解説をします。 特定施設とは
  • そもそも、多くの方は特定施設が判らないと思います。特定施設とは。を、簡単にいうと、
  • 「介護保険をご自宅の様な在宅介護ではなく、有料老人ホーム等の入居型の施設で受けられるよう、国や自治体から、指定を受けたもの」を言います。
  • 自宅の様な訪問介護ではなく、施設内にて、ケアプランを指針とし、食事介助・入浴介助・排泄介助など生活に関わる身体的な介護サービスと、生活するうえで必要な機能訓練・維持を受けられるようになっています。特定施設入居者生活介護と介護予防特定施設入居者生活介護
  • また、特定施設は、その方の介護度の状態によって変化し、
  • 要介護者が入居できますよ~。というのが、特定施設入居者生活介護で、
  • 要支援者が入居できますよ~。というのが、介護予防特定施設入居者生活介護となっています。
  • 要介護者も要支援者も両方入居することが出来る介護付有料老人ホームは一般型特定施設入居者生活介護としているところが多く、要介護1・2・3・4・5だけを受け入れているところは「介護専用型」なっています。
  • この介護専用型についてですが、主となる入居者が要介護だった場合、その配偶者や、3親等の家族であれば要支援や・介護保険非該当(自立)の方でも入居することが出来ます。また、入居後に要介護から要支援に状態回復した場合も入居を継続することが出来ます。
  • 利用者の自己負担額は、介護保険の1割負担及び2割。介護保険料滞納者は3割負担。となっています。
  • 要介護度によって異なりますので、金額的な部分については、お問合せください。または>>こちらをご覧ください。介護付有料老人ホーム以外の特定施設入居者生活介護特定施設は介護付有料老人ホームの他に、養護老人ホーム・軽費老人ホーム(ケアハウスです)特定視施設入居者生活介護の指定を受けたサービス付き高齢者向け住宅があります。
  • 特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)の人員体制については、>>有料老人ホーム・人員配置の情報でもご確認ください。建物設備の基準介護施用居室居室・一時介護室・食堂・浴室・トイレ・洗面設備・健康管理室・談話室又は応接室・事務室、宿直室(宿直勤務がある場合に限る。)・洗濯室・汚物処理室・看護、介護職員室・機能訓練室・ナースコール等緊急呼出装置・スプリンクラーが必要です。
  • なお、介護専用居室は以下の条件満たす必要があります。
  • 原則個室(夫婦利用時は2人部屋可能)
  • 介護(ケア等、介護付ということがわかる表示)付きの表示・プライバシー保護を配慮し、適当な広さを有すること(1人あたり13㎡以上)
  • 地階に居室を設けていないか?運営基準以下東京都有料老人ホームの設置基準に関する公示の抜粋有料老人ホームの事業者は、入居者の福祉を重視し、安定的かつ継続的な事業運営の確保に努めること。
  • 老人福祉法の帳簿作成及び保存をし、サービス内容の情報開示を求められれば、拒むことはできない。また、情報を開示し、入居者等の信頼の確保に努める。
  • 前払金等の保全措置の規定を遵守すること。
  • 事業者は、「東京都有料老人ホーム設置 運営指導指針」を満たす事に並行し、より高い水準の施設運営に向けて努力をすること。
  • 有料老人ホームの設置主体が公益法人である場合は、有料 老人ホームの事業を行うに当たって主務官庁の承認を得て いること。
  • 役員等の中に、有料老人ホーム運営について知識・経験を 有する者等を参画させていること。さらに介護サービスを提供する場合は、高齢者の介護について知識・経験を有する 者を参画させるなどの運営体制を確保しているか。 大切な事最終的には設置の基準・運営の基準までお話ししましたが、施設には日々監査が入っていたりします。こいった、表面上の事は概ねの施設でクリア出来ていることと思います。大切なことは、私どもの様に実際に施設を日々研究している人間の話、見学に行った際のご家族様の直観・感じた事が生きてくると思います。