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有料老人ホームの本音と建て前。介護付きと住宅型の違い

介護付有料老人ホーム?住宅型有料老人ホーム!?   介護保険法が2000年に始まり、年々、広く浸透してきた有料老人ホームですが、介護付有料老人ホームやら、住宅型有料老人ホームやら、果ては健康型有料老人ホーム(ほとんどありませんが。)までさまざまです。 また、どこで調べても、だいたい同じような説明があり、何となく違いが分かるかもしれません。
  • ただ、本当に知りたいことは何時でも、本音の裏側にあるような気がします。有料老人ホームの本音と建て前の部分について、大多数を占める、介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームについてお話をしたいと思います。これが弊社における高齢者施設の建て前です。これを読んでも、わかりづらいですね。
介護付有料老人ホーム(介護付き有料老人ホーム)について 日常生活に関する洗濯・掃除・料理・もちろん直接的介護等の悩みを解決できる有料老人ホームです。 施設内に介護士が24時間365日常駐していて、無人になることはありません。レクリエーション等も毎日行っているところが多く、認知症に対する、ケアも充実しています。また、多くは、看護師が8:30(9:00)~17:30(18:00)の時間で365日休みなく常駐しており、医療的なケアに対しても心強いです(24時間365日常駐のところもあります)。 住宅型有料老人ホームについて 介護付と違い、看護師の設置義務がありません。また、介護は訪問介護を外部と契約をし、日常的なケアプランにのっとり、行います。人員配置も介護付有料老人ホームでは3:1(入居者:介護士)という、規定がありますが、住宅型は原則、外部の訪問介護の為、この人員配置というものが存在しません。基本的には食事のサービスと寝泊りが基準になります。 介護付と住宅型,本音と建て前 上記を見ると圧倒的に介護付の方が安心できます。ただ、本当のところをお伝えすると、最近の住宅型有料老人ホームは看護師が8:30(9:00)~17:30(18:00)の時間で365日休みなく常駐しているところも少なくなく、施設内に介護士がいなくなることはほとんどありません。よって、継続的な介護が必要な方でも、安心して、要介護5をむかえることが出来るようになっています。   具体的に大きく違うところは? 介護用品の取り扱い方  介護付はベッドが備付でありますが、車いすを常時使うようになった場合は購入になるケースが珍しくありません(安いものでは2万円程度ですが、体に合ったものは5~10万円は必要になります)。 車いすについては、一度きりなので、いいか。と思う方もいるかもしれません。が、将来、座位も保てなくなってきた場合などに、リクライニング型の車いすが必要になってくる可能性があります。費用的には15万円は最低覚悟しなければならないケースもあります。他にも、寝ての生活が多い(使いたくない言葉ですが、寝たきり)時に必要なエアーマットなど、いろいろなものが必要になるかもしれません。このように、介護用品については様々、買い取りか、自費のレンタルになる可能性があります。 次に住宅型はベッドがついていません。車いすも施設で用意はしてくれません。が、介護付と違い、要介護2~は介護保険を使い、在宅と同じようにベッド・車いす・突っ張り棒など、様々な介護用品をレンタルできる強みがあります。費用的にはベッド・車いす・他、いろいろ頼んでも介護保険が1割の方で、1万円も掛からず、多くを揃えることが出来ます。
  • 介護保険の負担金について  介護付は毎月決まった額(要介護5で1割負担の方の場合約25,000~約28,000円。地域や、連携加算により、多少前後します)を何もお願いしなくても、どんなにお願いしても、固定で掛かります。
住宅型はお願いしただけの支払いで、在宅で介護保険を使った場合とほぼ同等の額になります。ただ、在宅介護を前提として作られている制度の為、上限いっぱいまで使うと、要介護5の方の場合、3万円後半の額になり、介護付と約10,000円の開きが出ます。また、あまりにも、介護士の使用量が多くなってしまった場合は、上限を超えた分は自費(介護保険の1割負担額の10倍)で費用を請求されることもありますので、注意が必要です。中には、自費だけで10万円近く請求がきたこともあると、聞いたことがあります。ただ、施設のサービスを導入し、介護保険の上限を超えた部分をできる限り抑える住宅型有料老人ホームも多数ありますので、こちらは、ご相談の際にお伝えさせてもらいます。   介護付と住宅型どっちがおすすめ? どちらがオススメということはありません。入居される方の日常生活動作(ADL)によって、また、ご相談いただく方が入居を予定される方のご家族様の場合など、お一人おひとりによって、変わってきます。私どもとしても、その方にあった施設提案を心がけていますので、面倒かもしれませんが、資料と電話のやりとりだけで、施設探しをなさらずに、無料の対面相談も含めご提案させていただきたいと思います。1番合う施設探しを誠心誠意、お手伝いさせてください。