入居者の声

無理をするのではなく家族にとって安心できる選択を

神奈川県 Kさん(53歳)の体験談より
同居後すぐ両親とも病気に 私は主人と義父と娘の5人家族で、パート勤めをしている主婦です。5年前に主人の両親と同居生活を始めました。同居直後に義母が病気で入院し、その2ヶ月後に義父が脳梗塞で倒れました。義母は退院後頭痛がひどく通院も必要で、義父は以前から腰痛がひどく、脳梗塞で倒れた後は左手に麻痺が残り、寝たきりの生活が多くなりました。義父は徐々にリハビリを始めましたが、自分の今の状態を認めたくなくないようで落ち込んでいました。また母は急激にひどい物忘れになり、診てもらったところ認知症との診断でした。同居と同時に、私はパートをしながら主人の両親の介護をする生活が始まりました。義父はリハビリの効果もあって、徐々に寝たきり生活も減ってきました。左手の麻痺が残っているために、時々手伝いが必要ですが、
自分自身のことは一通りできる程度に
までなってくれました。 義母の認知症が進行して 義父が順調に回復に向かってくれたため、パートをしながらの介護も大変でしたが少しずつ慣れてきました。娘も学校から帰ってくると家事を手伝ったりしてくれ、主人も休みの日は家のことを色々とやってくれるので、助かりました。そんな義父の介護生活
がしばらく続きましたが、義母の認知
症の症状は少しずつ進行していきまし
た。初期症状の頃はまだ義父と2人で
過ごしている日中は自分で料理もし、お昼を食べることができていました。しかしある日、パートから帰ってくると義父がお昼大変だったと話すのです。義母はお昼ご飯を作ろうとしていたけど、水は出しっ放し、お鍋の火は付けっぱなしになり、途中で何をしているのかわからなくなってしまったそうです。それを機に、時間や曜日感覚もなくなってきて、散歩に出掛けても家がわからなくなり、帰ってこれなくなったりと、義母の認知症は進行していきました 無理をすることのない決断 私はパートを辞めて家で介護に専念した方がいいと思い始めました。長年勤めていた会社を辞めるのはなかなか決心がつきませんでしたが、そうすることが一番いいと思ったからです。主人にそのことを相談をしました。その話を聞いた義父が、同居していろいろと面倒を見てくれたし、これ以上面倒を掛けたくないと言ってきたのです。主人は家族やこれからのことも考えていたようで、以前から気になっていたという『ブライトシニアの住まいさがし』という冊子を手にしていました。私は施設にあまりいいイメージを持っていなかったので、少し抵抗がありました。そんな私に「今の老人ホームは明るい雰囲気で入居者の事を考え、スタッフも親身になってくれ、専門医などもいて安心して生活を送ることができる」と書いている人がいると主人と義父が話してくれたので、ブライトシニアに相談してみました。相談員の方が専門的なアドバイスと共に、こちらの話も親身になって聞いてくれたので、安心して相談することができました。候補が絞られてきたところで実際に見学に行くことになりました。「いずれ自分も世話になるところ」と言って、義父も一緒に見学に行きました。何軒か見学した中で、義母の今の状況に合った施設がありました。義父もここなら妻を安心してお願いできると、気に入ってくれたので、その施設へ入居を決めました。入居後、義父は義母に会いにでかけることが多くなり楽しそうです。私もパートを続けながら、時々家族で義母に会いに行きます。認知症もそれ以上悪化することなく、義母の笑顔も増えてきました。誰も無理をすることなく、家族にとってベストな選択ができたと思っています。