入居者の声

家族みんなが幸せになれることが大切

栃木県つくば市 Yさん(47歳)の体験談より
父が転倒し、入院することに 東京で暮らす75歳になる両親。数年前から父に認知症の症状が見られ、ここ1年くらいは、夜の徘徊とトイレの失敗も見受けられるようになりました。私は結婚をしており、旦那の転勤により現在は他県に住んでいるので、父の面倒は母と一緒に同居している弟が看ています。ある日、弟から父が夜中に転倒して 骨折したので、いつも通っている総合病院に入院させていたのだけれど、入院を機に認知症が悪化してしまったと連絡がありました。急いで病院に様子見に行くと、父はボーッと天井を見つめて誰かがいるかのように話をしてみたり、突然別人のように目の色が変わったりと、確かに症状が悪化しているようでした。 母の認知症発覚に弟まで… こちらの病院では、以前から高血圧や徘徊の相談で通っていたので、今回の入院でもそれなりに気を使って処置をしてくれていたと思います。担当医の方の話では、父の認知症の原因は、数年前の脳梗塞による入院での断酒と環境が一変したからで、今回の悪化もまた入院による環境の変化について行けなかったからであろうとのことでした。そして、家での生活は家族の方に相当の負担がかかるので無理でしょう…とも言われました。それでも母と弟は、家が大好きな父を思い、家で面倒を看ることを決断し、連れて帰りました。しかし、やはり父の症状はますます悪化する一方で、弟に対して「おまえは 誰だ!」と言って追い出そうとすることが多々あったそうです。そんなある日、母が突然意味不明なことを言ったり、おなじ野菜を何回も買ってきたりということが続きました。おかしいと思った弟が、母に認知症のテストを受けさせると、なんと母までも認知症だということが判明しました。しかもかなり進行しているとの結果でした。両親の続け様の病状に、1人で頑張ってくれていた弟も塞ぎ込むことが多くなり、鬱病と診断されました。 みんなが笑顔を取り戻す そんな状態でも弟は薬を処方してもらいながら、父に加え母の面倒も1人で看ると言って頑張ってくれていました。ヘルパーの方に来て頂いたり、区のケアマネージャーに相談したりもしましたが、2人の症状は一向に改善されず、弟の鬱病も悪化の一途をたどるばかり。私も何度か実家に泊まって世話を手伝いましたが、自分の家のことがあるので、何の解決にもなりません。見かねた私の旦那が、両親を施設に入れてはどうかと言って『ブライトシニアの住まいさがし』という冊子を手渡してくれました。そこには、相談員の方が話を聞いて、専門的なアドバイスと共に施設探しの手伝いをしてくれるとあります。早速弟にこの冊子を見せて、施設のことを相談しました。弟はもちろん大反対です。でも、自分1人ではもはやどうにもならないことも分かっています。そこで「、まずは相談だけでもしてみない?」と弟を説得し、ブライトシニアに連絡をしてみました。すると、担当の相談員の方が親身になって話を聞いてくれ、色々とアドバイスをくれました。相談を進めていく内に弟も安心したようで、いくつかの施設を見学させてもらうことにしました。そして、相談員の方にも同行してもらい、必要に応じて施設側に確認をしてもらうなどのサポートをいただいた結果、1つの施設に両親をお願いすることに弟も合意をしてくれ ました。2人が入居して1年になりますが、2人とも私と弟を認識できるようになったのか、私たちが様子を見に行くと嬉しそうなそぶりを見せてくれます。弟の鬱病も、快方に向かい、家族みんなが幸せを感じています。