選んだ有料老人ホームに断られやっと見つけた施設
東京都足立区Tさんの体験談より
- 同居している、義理の父についてですが、認知症は数年前から発症していました。ただ、問題になるような行動も特になく、家族内では施設に預けるのはかわいそう。で意思統一していました。
- 何気なく過ごしていた日常のなかで、朝、目が覚めると冷蔵庫も冷凍庫も扉が全て全開になっており、泥棒では!?なんて家族内で話していました。しかし、自宅で家業をしている都合上、警察が出入りするのも世間体が悪い。とのことで、ひとまず様子をみていました。
- しかし、数日経ったある朝の事、この間と同様に冷蔵庫の扉が全開になっており、足元には散乱した食べ物と、1口2口くらい飲まれた程度のビールが3本も空いていました。
- 泥棒ならこんなことはしないだろうと思い、私は内心、「まさか義父がやったんでは?」と思っていましたが、嫁の立場なのでなかなかそれを声には出せず、金銭的な被害もなく、結局また、何もないことに。
- 度々そんなことが続いた日々で、月に1回受診していた義父の糖尿病検査で病院に行くと、血糖値もヘモグロビンの指数も前回の受診とは比べ物にならないほど上昇しており、今まで服薬で済んでいたものが、インスリン注射を打つことになってしまいました。
- 義姉が「お父さんが冷蔵庫の仕業だったんでは?」と話し、何日か交代で見張りをして、丁度私の見張り番の日に、義父が冷蔵庫の中の食べ物を食べる姿を見ました。
- 糖尿病の義父に「こんな夜中に、数値が悪くなりますよ?」と話すと、温厚のはずな義父に平手打ちをされてしまいました。
- 翌日、結果を報告し、家族会議をし、家業にも影響があるし、施設入居をさせるしかない。と決断に至りました。
- ただ、施設探しはしたこともなく、インターネットで費用的に安い施設を探し、見学をし、感じのいい方に対応され、そちらの施設に入居を決断しました。
- しかし、見学時にインスリンを打っていることを聞かれもしなかったし、伝えなかったこちらも悪いのですが、施設入居に必要な書類を提出した後に、「注射があるとうちでは受けられません」と言われてしまいました。
- 何も知らずに施設を探していた私達は「住宅型有料老人ホーム」で看護師さんがいない施設だったのです。
- 途方に暮れながら、友人が自分のご両親を施設に入居してもらった。と話していたのを思い出し、その友人に連絡をしてみました。そこ友人と話していた際に、「自分で探したら、手間ばかり掛かるから業者を使った」と聞き、その業者さんを紹介してもらうことに。
- それがブライトシニアという介護施設を紹介する専門の会社です。
- に電話をして予算・立地など、他様々な条件を聞かれ、何を話していいかわからずにいる私をうまく、聞いてくれて、見学に行った有料老人ホームでは聞かれなかった内容なども聞かれ、安心して電話の受け答えをすることが出来ました。
- 後日、自宅に来てもらい、条件に合った施設のパンフレットを提示しながら、運営会社の説明や、食事の優劣・パンフレットに書かれていないことを中心に話してくれ、そのなかで、興味のあった施設を3件見学に行くことにしました。足立区にある介護付有料老人ホーム1件と川口市にある看護師が対応できる住宅型有料老人ホームと、結果入居した川口市の介護付有料老人ホームです。
- 見学後に、一度施設見学で失敗をしたので、不安に思いながらも、必要書類をそろえ、提出。面談をして、驚くほどスムーズに入居できました。
入居後の義父の様子
- 施設入所し、最初のうちは、帰宅願望がすごく、面会に行くたびに「帰る」を繰り返され、後ろ髪をひかれる思いで自宅に帰ったものですが、3か月経過すると、不思議なくらい、施設に馴染み、表情も穏やかになりました。
- 正直、有料老人ホームというところは、義父を捨てるようで、抵抗がありましたが、こんなことなら、もう少し早く施設探しをしていれば、インスリン注射も打たずに、服薬だけですんだのかもしれない。と、思うと、少し複雑な気持ちでした。
- そして、的確な施設紹介をしてもらえたことに感謝しています。
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- 元気なうちに施設への入居を視野にいれておく事の大切さ。
- 先入観は捨てて考えて欲しい。施設は安心できて明るく頼れる場所。
- 入居者が心地よく暮らせることが大切
- 家族みんなが幸せになれることが大切